いよいよ、一般質問が始まった。本日の登壇者は、4名。 午前は、田中多佳子氏(自民)・横山博幸氏(民主)、午後は、野口仁氏(社民・護憲連合)・中田廣氏(自民)、の順であった。 田中議員は、いつも。 傍聴席を一杯に埋め尽くした支持者に対する、その深々としたお辞儀から質問を始められる。日頃の感謝の気持ちと決意をお伝えしようとされるのが、十分に伝わってくる。 自民党県議団唯一の女性議員として、女性・母親ならではの視点から、県政課題を取り上げ、質問展開される田中議員の、その面目躍如たる姿に、大いに学ばせて頂いた。 横山議員の内容は、多分に代表質問的であったろう。知事の政治姿勢と道路特定財源について、真正面から切り込まれる姿が強烈であった。 野口議員は、教育・防災・放置森林・限界集落など、社会の壊れそうな部分にスポットをあて、それらを壊してはならない、と質していかれる姿に、共感を覚えた。 そして、本日の最後を締められたのは、中田議員。 最大会派にあって、今回が、初登壇。傍聴席には、応援団がびっしり、である。 議場内は私語も鳴り物も厳禁であるが、中田議員のハートには、その大声援が鳴り響くように届いたであろう。 満面の笑顔で、感謝の思いから話を切り出された。その質問内容は、ほとんど南宇和地域発。 どの議員もそれぞれに地元を背負っているのだ、とあらためて感じるし、地元有権者代表としての役割を担うことの重要性を、考えさせられた。 ちなみに、中田議員の歌唱力は、プロ並みだ。演歌歌手顔負けの熱唱を初めて聞いたとき、私は、ハッキリと度肝を抜かれた。 そしてというか、やはりというか。 中田議員の質問の最後は、北島三郎さんの「感謝」という歌の一節で締めくくられた。友に、妻に、親父とおふくろに感謝、と。 体全体から、ありがとうが、あふれているように感じた。 私もまた、大勢の、感謝すべき人に囲まれていることを忘れまい。4名の議員それぞれに学びながら更なる精進を、と決意させられた、一般質問初日であった。