以前頂いた市民相談の回答で、市内を歩く。喜ばれ、そして、叱咤され。頭の中を整理してみる。 地域課題の中で、行政としては、できることとできないこと、がある。 できることを大別すると、 ①今すぐできること、②できるが時間を必要とすること、 になり、できないことを大別すると、 ③絶対できないこと、④絶対できないとはいえない、できないこと、 となるか。 今日、喜ばれたのは①と②のケースであり、叱咤されたのが④のケースである。取りも直さず、市民相談で一番難しいのが④であり、政治家の良心と実力が試されるのが④なのである。 かばんを肩に提げ、うつむきながら、悩みながら。 徒然に歩いていると、似たような姿の人に出会った。二宮金次郎さんである。 正しくは、二宮尊徳。彼は、その刻苦勉励により、世界で初めてQCを実践した人となり、日本初の信用組合経営者となり、経営コンサルタントとなり、再建の神様となり、作家となり、思想家となった。 刻苦勉励とは、非常に苦労して、仕事に励むこと、とある。そうか、なるほど。④の解決には刻苦勉励あるのみ、なのだ。少し、気が楽になった。金次郎さん、ありがとう! ��写真は、二宮尊徳の銅像)