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テーマ防災・減災対策

マンデー街頭VOL.288「県の被災地支援状況について」

 

「(略)能登半島地震発生から2週間が経過しました。

被災地では雨や雪など厳しい寒さが続く中、今なお1万9000人を超える方々が避難生活を余儀なくされています。

道路の寸断が激しく水も電気もストップしたまま、必要な支援がなかなかお届けできない状況が続く中、先週に続きまして、今朝は愛媛県の被災地支援の状況についてご報告させて頂きます。

被災地の石川県では個人からの義援物資の提供は受け入れる状況にはないため、できる限り“義援金”という形での協力が呼びかけられているところですが、先週、お願いを申し上げました愛媛県の専用口座と募金箱への寄附は、1/11時点で約582万円に上っています。ご協力に感謝いたしますとともに、この後3/29まで募集を続けておりますので、より多くの皆様から善意をお寄せ頂ければと思います。(詳細は県のホームページをご覧ください)

次に、人的派遣についてです。

1/4~1/8の初動の際には警察職員28名が珠洲市に派遣され、行方不明者の捜索活動を行いました。

災害マネジメント総括支援員等の輪島市、珠洲市への派遣は2回にわたり、のべ9名が派遣されました。

JMAT(医師会災害医療チーム)については、避難所や救護所等での医療活動に従事するため、愛大医学部付属病院チームを皮切りに県立中央病院チーム、市立宇和島病院チーム、四国中央病院チームの方々が連続的に派遣されています。

DMAT(災害派遣医療チーム)については、医療機関等の被災情報収集・分析や辞任や物資の調達支援のためロジスティック隊員1名が参加するとともに、被災地病院の支援のため愛媛DMATが県立今治病院チーム、市立八幡浜総合病院チーム、松山赤十字病院チームの編成で3チームが派遣されました。

さらに、七尾市の避難所等における住民の健康管理支援のため、県職員3名が派遣されました。

次に、広域避難の受け入れについてです。

県では「能登半島地震避難者総合窓口」を設置し、被災者へ提供可能な空家を用意しており、過去の大規模災害と同様に一時使用許可による取り扱いとなります。

その内訳は県営住宅26戸、市町営住宅172戸、県職員住宅29戸、公営企業職員住宅2戸、合計260戸となります。詳しくは県のホームページをご覧ください。

次に、県・市町連携による支援状況です。

まず、四国中央市が輪島市にトイレトレーラー1台を派遣、宇和島市・西予市・松野町・鬼北町・愛南町の南予5市町が屋外シャワーキットや手洗いスタンドを貸与し、県トラック協会が現地への運搬協力を行いました。

また、市町独自の支援として、宇和島市が輪島市へトイレカーを3台派遣されました。

その他にも、陸上自衛隊松山駐屯地による災害派遣活動や日本赤十字社による義援下院の募集などが続けられています。

以上が、この間行われました愛媛県の被災地支援状況の概要です。

県では平日12時時点の支援状況を当日14時頃に公表しており、土日祝日の状況は開庁日にまとめて公表することとしております。

引き続き県として被災地支援に全力で取り組んでまいりますとともに、その支援状況など県民の皆様に随時発信してまいります。

県民の皆様には、可能な形での支援に対しご理解ご協力を賜りますよう何卒宜しくお願いいたします。」