走行距離100㎞強。県下を大きく走る1日となった。 まずは午前、すっかり衣替えした山並みを走って訪れたのは、久万高原町。県内で最も少子高齢化の進む同町の、厳しい現状とご要望をお伺いするためである。 玉水町長には、お忙しい中を長時間、快くご面談を頂き、有り難く思うとともに、お話を伺うほどに、何とかお力になりたい、ならねば、という思いを強くしたひと時であった。 そもそも、中山間地域の経営には、固有の制約条件というものがある。 離島も同様だが、現在の国の政治的統治は、そうした地域への配慮があまりにも不十分だ、との、叫びにも似た、具体的で切実な、種々のご指摘に、同感を禁じえない。 スタートラインがフェアでなければ、地方の自立に向けたヨーイ、ドンもできないのだ。 さっそく、ネットワーク政党の強みを生かして、町長の思いを国政につなげてまいりたい。よしっ、と思いながら山から下りると、今度は、海岸を走った。 向かった先は、北条。 県民相談に伺ったのだが、それはそれとして、他の心温まる、いいお話をたくさん伺った。あべこべにこちらが勇気を頂いた格好で、いささか恐縮である。 そして、県庁へ戻り、部局折衝その他の執務をしている間に、日は暮れて。今日の、自身の前進は何だったか、と考えると。 玉水町長との対話の中で、又、稚拙を承知でおこがましくも持論をぶつける中で、昨日から考えている希望の具体化が、ほんの少しだけ見えてきそうな手応えを感じたこと、か。 固有の資源の、価値化と市場化。地方の閉塞の突破口となるのは、要するに、これに尽きるという漠然たる確信である。 現場に足を運ぶとともに、しっかりと脳みそに汗をかいて。明日から新たに、チャレンジ開始だ。 ��写真は、議事堂前の、スキッと散髪を終えた生け垣)
さっそく行動開始、と昨日綴った通り、今日は終日、現場を動いた。県民相談に関する部局折衝と、当事者へのご報告ということである。 その中で、いろんなことを感じ、考えさせられたのだが、今日つくづく私の脳裏を支配したのは、この2つの事実。 行政は、タテ割りにできているということ。県は、財政難であるということ。 いうまでもないし、理屈もわかるが、もう1歩釈然としないモヤモヤが残る。 タテ割りに関して、ふと、民間企業に勤めていた時代を思い出した。 いわゆる、ケーレツとか、護送船団方式という従来の商慣行、あるいはシステムが、一斉に指弾されるようになったのは、バブル崩壊後だったか。 従来のシステムは、上位にある企業・団体の磐石が前提ではあった。今、その前提は崩壊または変質し、ビジネスの世界は、例外なく、完全に、ボーダレス経済へとシフトしてしまった。 財政難に関しては、この人をおいて他あるまい、というほどに上杉鷹山を思い出した。彼が知事なら、今の愛媛をどうするだろう。 実は彼、一度目の改革で、民衆の支持を失い、失脚したのであった。そして、隠居を経た二度目の改革で、見事、財政を立て直したのである。 今でいうマーケティングをベースに、米沢藩というオールド・カンパニーを、ビジョナリー・カンパニーに変えた、といえよう。 タテ割りと、財政難について。 今の時代にふさわしい、道州制を含む新たな国と地方の運営システムは、どうあるべきか。愛媛をビジョナリー・カンパニー化させる、そのゆらぎは、どうすれば起こせるか。 などと考えながら歩いていると、夕方の庁舎内が、思いのほか暗いことに気づく。そうだ、廊下の電気を節約しているんだ。 歳出削減への涙ぐましい職員各位の努力に、グッとくるものをこらえながら。 終日、県民相談に動き、感じ、見えてくる現実の、その向こう側にある希望の具体化こそ、私たち議員に与えられた最も重要な仕事なのだ、ということを痛感する。 そして。 為せばなる、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり。かの鷹山のメッセージが、あらためて強く、心に沁みた1日となった。 ��写真は、電器を節約中の、17:00過ぎの県庁廊下)
世の中に、悩まない生活は、ありうるか。いくつかの県民相談に対応しながら、思った。 およそ社会で生きていく以上、そこには様々なルールがある。他者と関わりながら暮らす以上、そこには多様な感情が渦巻く。 人がルールを作り、作られたルールは人を従え、感情もまた、人とともに生じ、人へ生じさせる。 してみると、生活は、矛盾と不思議の異名なのかもしれない。そして、その生活をマターとする政治は、人の悩みをマターとする心理学ともいえよう。 そんなことを考えながら、「大前流心理経済学」(大前研一/講談社)を読んだ。 いつもながらだが、その仮説設定に、どっきりと、なるほどが、満載だ。私なりに同著を要約すると。 日本経済が直面している人類史上例のないともいうべき深刻は、日本人固有の心理に起因しているゆえに、その突破口は心理を動かすことである。 そして、そのためにはどのような経済政策が有効か、具体的に7つの方向性を提示し、世界を再びリードする生活者大国・日本への可能性と道筋を示した書、といえる。 読み解くカギは、個人金融資産1,500兆円にダイナミズムを与える、ということであるが、このフレーズだけ一人歩きしてしまうと、同著の意図は理解できず、誤解に終わるであろう。 第6章の集団IQの件は、良薬口に苦しで堪えたが、いずれにしても。参考で終わらせてはいけない、というのが私の読後の所感であり、決意だ。 正しく、政治は生活者に対して、不安心理を解消するような政策を次々に打ち出すべきであるし、そのためには、常に世界を視野に入れた大胆な仮説思考の訓練が必要であることを痛感した。 明日から又、新たな1週間が始まる。29日には、12月議会も開幕する。 政治は、心理学であればこそ。生活者の中へ、生活現場へ、さっそく行動開始だ。
日経ビジネス11/26号で、とある記事に目がとまる。 紹介されているのは、地元今治市出身、青野慶久氏。皆様ご存知の通り、サイボウズの社長である。 同社は、創業10年にして年間売上100億円突破と東証1部上場を果たし、今や、国内グループウェア業界におけるトップ企業となったわけである。 記事の見出しは、パソコン少年の夢は世界へ、である。なるほど、写真の笑顔の眼差しからは、まさに少年のようなピュアマインドを感じる。 記事は、パソコンのプログラミングに熱中した小学生時代から書き起こされ、大学時代の挫折と、松下電工時代の試行錯誤の末の、仲間とのベンチャー起業への挑戦、と夢の足跡を綴り。 そして、元手は親から借り入れた資金と自分たちの知恵だけ、という草創期の奮闘と、リーダーが去った後、社長となってからの経営の行き詰まりへと、話は続く。 そして、苦悩の彼に、ある転機が訪れる。というより、見出したというのが正しいだろう、それは。 「真剣に志を立てよう。生命をかけるほどの思いで志を立てよう。」という、あの松下幸之助氏の言葉であったという。 その言葉こそが転機であった、と。 経営者としての自省を生み、「グループウェアで世界一になる」という真剣な志を立て、「自社を世界の公器に」との、世界への貢献という壮大にして明確な夢を描くきっかけとなったのだ。 記事は続くが、ここまでとして。 私は、ハッとするのである。彼は、今治市の玉川出身である。 地方から世界へ、は可能なのだという希望あふれるエビデンスと、自社を世界の公器に、グループウェアで世界一に、という経営理念・目標の明確さ。 政治が発信すべき、今、最も重要なメッセージは何かということを、明快に示唆している気がする。生活者が政治に対して最も知りたいのは、将来の具体であり、求めているのは希望であろう。 記事を読んで、政治は、不信から信頼への転機を自ら見出さねばならないと、痛感した。 ちなみに、僭越ながら。青野社長は、母校・今治西高の8つ後輩にあたる。 理念通り、ますますのご活躍と、世界へのさらなる雄飛を心から念願するとともに、一人の先輩として恥ずかしくないよう、愛するわが愛媛に貢献してまいりたい、と思う。
午後、公明党愛媛県本部の議員総会に出席する。同総会は、月に1度開催される定例会である。 今回は、石田衆議院議員・山本参議院議員も参加され、今後の活動についての方針説明と意思統一が行われた。 それはまさしく、事実上の次期衆議院選挙への出発であり、常在戦場の緊迫が全身にみなぎる会合となった。 最も大事なことは、私たち公明党の存在意義である。票は、その結果である。 生活者に対して。 他党ではない、公明党にしかできないこと、公明党だからできること、その、公明党らしさ、という価値を実感して頂くこと、である。 そのために今、私たちがなすべきは、地域へ、生活現場へ、自ら足を運んで行う、1対1の対話である、と石田議員は訴える。 そして。 お伺いした様々なご意見を集約し、公明党議員のネットワークを最大限に機能させ、行政レベルごとにスピーディに対応し、その結果を、確実にフィードバックしていく。 その結果。 このスピード対応は、公明党にしかできない。これが実現できたのは、公明党のおかげである。こんな要望に、ここまで親身になって対応してくれるのは、まさに公明党らしい。 そのように言って頂き、感じて頂けること。つまり、生活者の要望に対して、前進を含めてどれだけ実現させたかという結果。 それこそが、今、私たちが問われる成果であり、次期衆議院選の勝利のホシなのである、と。 その通り、と思うとともに、まだまだの自身を猛省した。 これから皆様に目に見える形での、公明党の新たな活動も始まる予定だ。その中で、私らしさ、を最大限発揮できるようがんばってまいりたい。 心と背筋がピン、となる議員総会であった。 ��写真は、石田祝稔衆議院議員・公明党四国方面議長)