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2016年 2月定例会(3/7)

テーマ地域経済対策

県産かんきつの販売促進について(2016年2月定例会)

県産かんきつの販売促進について - 質問 -

公明党の木村誉でございます。早速、質問に入らせて頂きます。

先月18・19日の2日間、東北・仙台市で愛媛かんきつプロモーション活動が行われ、県議会果樹議連の一員として私も参加させて頂きました。

訪問先の1つ、東北6県で100店舗を展開する「コープ東北サンネット事業連合」で伺った話では、共同購入事業で2月の第3週に「えひめフェア」を実施し、甘平、はるみ、まりひめや、複数のかんきつを詰め合わせた「みきゃんボックス」など、7アイテムを取り扱ったところ、売上高は前年比136%増の685万円。利用人数も前年比77%増の9,669人と大きく伸長したとのことで、あらためて、愛媛かんきつが持つポテンシャルの高さに確信深まる思いがいたしました。

ちなみに、仙台でも「みきゃん」の認知度は抜群で子どもたちに大人気でありました。そして、その「みきゃん」の被り物をしてテレビに登場し、愛媛かんきつを熱烈にアピールされる加藤本部長の体を張ったパフォーマンスが、多くの関係者の注目を集めていたことを付言しておきたいと思います。

そこで、お伺いします。

県は、今回実施した愛媛かんきつプロモーション活動についてどのように総括し、今後の東北市場での需要拡大に向けてどう取り組んでいくのか。また、愛媛かんきつは、年間を通じて供給が可能でありますことから、時期や品目により、全国に向けて戦略的に売り込んでいくことが必要と考えますが、今後、どのような形でプロモーション活動を展開されるのか、ご所見をお聞かせください。

県産かんきつの販売促進について - 答弁 -

答弁:中村時広知事

県では、東北市場を首都圏や近畿圏に続く国内有力市場と捉えまして、平成21年度から、仙台市の卸売市場や大型量販店等でのトップセールスなどを実施してきており、先月のプロモーションでは、新たに、みやぎ生協と連携し、柑橘を中心に共同購入や宮城県内48店舗における「愛媛フェア」等を開催したところでございます。

また、フェアでのみきゃんの活用や、本県ならではの甘平やせとかなど多様な柑橘を「みきゃんボックス」としてセット販売するなどの工夫を凝らした結果、計画を大幅に上回る売上げを記録し、本県の高品質柑橘に対する高いニーズを改めて確認できたほか、関係者からはフェアの東北全域への拡大や、旬に合わせた柑橘セットの継続的な販売など前向きな提案を頂いており、今後の販売拡大に向けて確かなステップとなったものと考えています。

今後とも、これまで積み重ねた市場や販売店との連携を深めるとともに、周年供給の強みを生かしながら、生産者を始め関係団体、果樹議連等と一体となった「オール愛媛」体制で、東北地方における愛媛産柑橘ファンの増加と更なる販売拡大に積極的に取り組んでまいりたいと思います。

答弁:農林水産部長

本県は、40年連続で生産量全国1位に加え、季節ごとに多様な柑橘が生産されている柑橘王国であり、紅まどんな、愛媛クィーンスプラッシュなどに代表される高品質オリジナル柑橘や周年供給体制など、他県にはまねのできない強みを活かしながら、様々なプロモーション活動を実施しているところでございます。

また、生産量の多い温州みかんや伊予柑については、初出荷に合わせまして、大都市圏の主要市場や量販店等におけるトップセールスやフェアを実施しておりますほか、羽田空港などの公共交通施設を活用したPR販売や大企業とタイアップした社員向け販売、更には、情報発信力の高い女性や若者をターゲットに、バレンタインデー等でのギフトやスイーツとしての提案等にも取り組んでいるところでございます。

今後とも、大都市圏を中心に、幅広い愛媛産柑橘ファンの獲得に向けた訴求力のあるイベントを重層的に展開しますとともに、生産者や関係団体等と一体となった「オール愛媛」体制によるプロモーション活動に戦略的に取り組み、県産柑橘の販売促進と柑橘農業の振興につなげて参りたいと考えております。

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