「(略)今朝は、連日、報道が続いております新型コロナウイルス感染症に対する取り組みついてご報告したいと思います。
皆様ご承知の通り、一昨日、中国武漢市で入院中の日本人がお亡くなりになり、横浜で停泊中のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」では集団感染が発生し更なる広がりが懸念されるという状況となっています。
まずもって、お亡くなりになられた方のご冥福と感染された方々へのお見舞いと1日も早いご快復をお祈り申し上げたいと思います。
公明党では1/27、新型コロナウイルス感染症の拡大防止と収束に向けた対策本部を立ち上げ、動向について議論を重ね、2/6安倍総理に緊急提言を提出いたしました。
提言の主な内容は「検査・治療体制の整備などによる感染拡大防止」、「国民や自治体への的確な情報提供の強化」、「観光業をはじめ産業への影響把握と支援」などですが、
具体的に申しますと、
治療薬の開発に加え、特に地方における検査体制の整備を国がサポートすること、
感染疑い例を診察する「帰国者・接触者外来」と相談・調整に応じる「帰国者・接触者相談センター」の設置促進、
軽症例患者や無症状病原体保有者への対応方法の統一マニュアル(多言語版含む)の作成、
ウイルス検知検査(PCR検査)の迅速化と既存の規制にとらわれない柔軟な導入の検討、
マスクや消毒液の店頭不足や価格の高騰に対する対策を急ぐこと、
などの他、
経済的な影響を巡っては、中国人旅行客の減少や宿泊キャンセルが発生した観光業者への事業の継続支援を含め、経済産業への影響の実態把握と支援についても要望いたしました。
これに対し、安倍総理は「やるべきことは、ちゅうちょせず決断、実行する」と応じ、政府としての緊急対策を来週にもまとめ、予備費も活用して実行していく考えを示しました。
その言葉通り、2/8政府として緊急対策を閣議決定する方針を固めたことが明らかとなりました。
その主なポイントは、
▽(地方を含めて)新型コロナウィルスの検査態勢を強化し、「ワクチン」や「治療薬」、「迅速に検査できるキット」の開発を推進するための研究開発支援
▽ウィルスの正確な情報や感染予防の方法を発信し、国民の相談窓口となるコールセンターの設置
▽マスクや消毒液などの確保に向けた対策
▽インバウンドの宿泊キャンセルの影響を受ける観光業の資金繰り支援や風評被害対策
▽感染症の発生動向の監視や情報収集態勢の拡充、
などで、私たち公明党の提言が随所に盛り込まれるところとなりました。
政府にはぜひ「感染の拡大防止と早期の収束」をめざし全力で取り組んで頂きたいと思いますし、私も県における対策推進に尽力してまいる所存です。
なお、愛媛県では、新型コロナウイルス感染症に関する情報を、ホームページ上で、【県民の皆様へ】として随時更新しながらお届けしております。
それによりますと、現時点においては過剰な心配ではなく、風邪やインフルエンザと同様に、
▽集団スペース等でのマスクの着用
▽咳エチケットの実施
▽帰宅時の手洗いの励行
とともに、バランスの良い食事や十分な睡眠をとるといった体調管理が重要とのことです。
皆様におかれましては、正しい情報の入手と適切なケアを日常の中で実践しながら健やかな毎日をお過ごし頂きたいと思いますし、様々なご不安に関しましては、ぜひ県のホームページをご参照頂ければと思います。
今週もどうぞよろしくお願いいたします。」
- 投稿者
- 木村誉
- 投稿時刻
- 16:58